ものすごく勝手な私 | サスライノヒビ

ものすごく勝手な私


ドイツからスイスに向かっている。


ハンスとクラウディアが
お昼ごはんに、と
私が大好きで
朝ごはんに出ると食べ過ぎてしまう
プリッツェルやらチョコレートをもたせてくれて
とてもさみしそうに見送ってくれた。


朝ごはんのときも
ハンスが

「これからしばらく
 Toshikoがいなくなったら
 この部屋からは景色しか見れない。。。」
と何度もつぶやいた。


愛が大きすぎて
おなかいっぱいで
窒息気味で
逃げ出す事ばかり考えていた私だけど
なんだかとっても
さみしく感じた。


彼らは全くの他人である私を
娘のように扱ってくれて
全て良かれと思って
していることなのに
きっと
私は彼らのことを傷つけることをいっぱいしている。


私は本当に勝手だなと思う。

勝手だ。


だから実の母にまで
「あんたは人を思いやる心の足りない
 自分勝手な冷たい人間や」
としょっちゅう言われるんだ。


よくわかっている。


ごめんなさい。