プラハを去る日 | サスライノヒビ

プラハを去る日

雪プラハ

朝起きたら
またもや雪が降っていた。

というか
つもっていた。

粉雪舞い散る中
この地を去れるなんて素敵、
なんて思ってみたけど
ただただ寒い。

なんとか電車に乗って
さて、ロングトラベルだ!と思って
窓の外を見ると
一面銀世界。

今これを書きながら見る世界も
白銀だ。

この景色を見た瞬間
ユニコーンの
「雪が降る町」を聞きたくなって
I pod を取り出した。

民生ののびる声を聞きながら
今年の年末を思った。

今年はこの歌のように
のんびり神戸で過ごそう、とか
母とおせち料理でも作ろうかな、とか
さすがに年末の神戸は大雪じゃないだろうな、とか
昨年はこの歌をロサンゼルスの夏のような空の中聞いたな、とか
昨年末から一緒に旅に出た女子高生にメールを送ろう、とか
ああ、そうか
今年も後40日程で終わるんだ、とか。

いろんなことを思いながら
とりあえずヘビーローテンションで
聞きつづけて
歌い続けた。

そうこうしているうちに
自然にこの1年が
走馬灯のように駆け巡ってきた。

今年は何人の人と出会ったんだろう、とか
出会った人の顔とか
出来事とかを思っていると
涙が出そうになった。

いろんなことがあった。

本当に。
本当に。
いっぱいのことが。

いっぱいいっぱい
いいことも悪いこともあった。

いっぱい笑って
いっぱい泣いた。
いろんなことにお腹いっぱいで
それでも食べ続けた。

どこにいても
やっぱり一人では生きられなくて
いろんな人に助けられたり
外国にいても
日本にいる友達や家族のおかげで
元気になったり
頑張れたりした。

いろんな出会いやら
もう数えきれないことに
感謝している。

この1年は私にとって
とっても重要だったけど
本当に重要なのは
これからだとも思う。

私はこの1年を
よい思い出だけにはしない。

これからもきっと
これを生かして
生きていく。

旅の終わりが近づいた今。
ものすごく帰りたいけど
このまま旅を続けたかったり。

でも帰る。
帰るで。

日本の日々が楽しみだ。

Have a good Journy